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秋からのチャレンジ

まだIAEAでのインターンは続いていますが、ケネディスクールが9月から始まることもあり、徐々に9月以降の予定も考え始めています。9月から始まる秋学期では、授業に真剣に取り組むとともに、主に以下の二つのことにチャレンジしたいと思っています。

一つは、ハーバード松下村塾(ボーゲル塾)の幹事です。フレッチャースクールの新二年生になる方と二人でコンビを組み、一年間、幹事を務めます。ボーゲル塾は、ジャパンアズナンバーワンで有名なハーバード大学の名誉教授エズラ・ボーゲル先生の下で、日本の政治や経済について議論する勉強会です。過去のエントリーにも書きましたが、僕は昨年一年間、4つある分科会のうち、国際政治分科会に所属し、運営団と言われる分科会内の調整役を担っていました。今年の春に、昨年度幹事を務めていた方からやってくれないかとの打診がありました。二年目もケネディスクールの授業や課外活動などで時間的に決してゆとりはない中、幹事を引き受けるかどうか、初めは少し悩みました。最終的には、ボストン界隈に集まる大学院生・研究者・社会人の方など合計60〜80人ほどが参加する団体のまとめ役を務めることで、ケネディスクールでも学んだリーダーシップを実践する良い機会になると思い、引き受けることにしました。先学期に学んだ適応型リーダーシップの概念で言えば、会社の中での高い地位に伴う権限(Formal Authority)を伴わない立場から、いかにリーダーシップを発揮するかというチャレンジになると思います。こうした権限を伴わず、参加者全員がフラットな立場の中でリーダーシップを発揮する機会は、来年ケネディスクールを卒業して組織に戻ると、中々訪れないとも思っています。所属するメンバーの方々の塾への期待や要望を吸い上げ、また、ボーゲル先生の塾への想いなども勘案しつつ、関係する方々が満足するような勉強の場を作りたいと思っています。

もう一つは、メガン・オサリバン教授のエネルギーの地政学の授業のコースアシスタントを務めることになりました。コースアシスタントは、教授と一緒に授業を運営していく立場に回るため、授業を受けるだけの場合よりも、様々な学びが得られるのではないかと思い、やることに決めました。また、外交・安全保障分野の一流のプロフェッショナルであるオサリバン教授の下で働く経験を通じて、彼女の仕事に対する姿勢や、国際関係論や政策に対する洞察力・分析力などを盗みたいとも思っています。先学期の授業では、コースアシスタントは3人いたのですが、今学期では、受講人数を少し減らしたことも反映し(75人→50人程度)、2人に絞られました。僕以外のもう一人は、先学期この授業を取ったわけではないアメリカ人のMPPの学生です。オサリバン教授曰く、応募が多数あった中で二人を選んだとのことです。きっと、僕に求められる役割は、先学期の授業を取った経験を踏まえて、授業が円滑に回るように教授をサポートすること、また、留学生として、受講する留学生で困っている人がいれば手助けしたり、アメリカ人主導になりがちな議論に対して新たな視点を提供することだと思っています。

早速、今日、Skypeで、オサリバン教授とコースアシスタント二人の間で打合せがありました。オサリバン教授はもちろんですが、もう一人のアメリカ人学生もアメリカの国会で働いた経験があり、この夏はマッキンゼーでインターンをしている等、頭が非常に切れる人だなという印象を受けました。二人の洗練された高速な英会話についていくのは大変でしたが、何とか食らいついて、自分なりの価値を出していけたらと思っています。コースアシスタントに教授が求める役割は、教授によって様々で、中には学生の出席を取ったり、課題の提出をチェックしたりというロジ的な部分のサポートのみ求められることもあるようです。他方、オサリバン教授は、ご本人が極めて多忙であることもあり、シラバスの改訂や、授業スライドの作成、授業で行うシミュレーションの企画など、サブの部分も含め授業運営の大事な部分をコースアシスタントに任せてくれるという印象を受けました。受講する学生からも授業の内容に関する質問も様々受けることになると思いますし、もう一度、8月の最終週の時間があるときに、授業の課題図書(ダニエル・ヤーギンの探求(Quest)など)を読んだり、この夏の最新の時事情報(原油価格の変遷や、イランの核ディール合意後の各国の動きなど)をアップデートしなくてはと思っています。エネルギーの地政学は、ケネディスクールの中でも人気が高く、授業を受講するためのビッディング(入札)が毎年行われるため、受講学生からの期待値も非常に高い授業です。そうした学生の期待にきちんと応えられるよう、僕自身、緊張感と高いプロ意識を持って、コースアシスタントを務めたいと思っています。
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[C61]

2年目に向けての高い意識と真摯な姿勢、感服するばかりです。ただどのタスクも高度かつ悩むことも多いと思われ、自身の勉強を含め果たして時間が足りるのか、今一度冷静に考えることも必要なことだと思います。
  • 2015-08-20 18:03
  • otto
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[C62] Re: タイトルなし

ありがとうございます。オサリバン教授のアシスタントも、ボーゲル塾の幹事も、当初思っていた以上に時間とエネルギーを取られそうなので、授業の選択も含め、少し優先順位付けをしなくてはなと思っているところです。
  • 2015-08-28 08:03
  • tak
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tak

Author:tak
2014年8月より、ハーバード大学ケネディスクール(Harvard Kennedy School, HKS)に2年間留学しています。

HKSでは、エネルギー・環境政策や経済政策、交渉術、リーダーシップなどを学ぶ予定です。このブログでは、HKSでは何をどう教えているか、世界の政治経済分野のリーダーの考え方・習慣、英語学習の秘訣、その他日々の学び・感動を書き記したいと思います。

なお、このブログに書かれたことはすべて個人的見解によるものです。

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