Entries

最近の出来事

 ブログの更新が滞っていましたが、毎日それなりに忙しくしつつも、充実した日々を送っていました。ここ最近の一番のニュースとしては、昨年度も運営に携わったジャパントレックを、来年の3月にも実施することに決めました。今年度は昨年度と比べて日本人のHKS学生も一人減り、ジャパントレック自体は実施することは義務では必ずしもないので、日本人学生同士の中で実施するかどうかの判断をする必要がありました。実際に引率に行ける人の数がネックになっていましたが、幸い十分な人数の方が引率できそうになったので、実施するという判断に至りました。僕自身は、昨年度の経験もあるということで、MPPの一年目の方と一緒に、共同代表という形で全体の調整やマネジメントを中心に担うことになりました。ケネディスクールでは、日本に関する授業はなく、韓国や中国と比べても学生数が小さくなり、日本のプレゼンスが下がってきている中、トレックは日本人がイニシアティブを発揮できる唯一の貴重な機会だと思っています。また、僕自身にとっても、チームの中でリーダーシップを発揮する良い機会でもあるので、運営チームのメンバーがそれぞれ得意な領域で活躍して、気持ちよく運営に携われるような環境を作っていきたいと思っています。

 二年目の秋学期も始まり一か月半ほどが経ち、初めてのアメリカ大学院生活で日々余裕がなかった昨年の今頃と比べて、ある程度余裕を持ててていると感じています。このくらい予習して臨めば授業で当てられても対応できるなとか、ポリシーメモなどの課題も、これだけ時間を費やして書けばこれくらいの成績が取れるな、というのが感覚的に分かってきました。英語のリスニング力も、劇的ではありませんが、確実に伸びている感覚はあって、授業中も教授の説明の大半は理解できるくらいにはなってきました。スピーキング力についても、1月のArts of Communicationsの授業や春学期のExercising Leadershipの授業などで話す機会が多くあったり、夏休み中のIAEAでのインターンでも英語で仕事していたことが自信になり、ある程度自信を持って話せるようになってきました。今は、4科目の受講に加えて、エネルギーの地政学の授業のコースアシスタントをやっているので、実質的には5科目分の負担ですが、精神的にもある程度のゆとりを保てています。週に2回程度、ケネディスクールの横のホテルにあるジムにも通い続けています。

 以前の記事でも紹介したパブリックナラティブの授業は、半期の授業なので、二日前の金曜日が最後の授業でした。今週火曜日には、一人5分のスピーチを行いました。自分の過去のチャレンジの話(Story of Self)、聴衆と感情や体験を共有した話(Story of Us)、今行動に出なくてはいけないという話(Story of Now)の3つを組み合わせて、聴衆に行動を呼びかけるというものです。僕自身は、自分自身の学生時代や社会人での国際的な場でのチャレンジ(Story of Self)や、授業のワークショップを通じて学んだ互いに支え励まし合うという価値観(Story of Us)、外国人という理由だけで人を傷つける深刻な事件が日本や世界で起きている(Story of Now)という話をした上で、日本人の国際的なマインドを醸成するためにも、世界のリーダーに今後なっていくハーバードの学生にジャパントレックに来てほしいという呼びかけにつなげていきました。僕自身、自分の過去の経験や、皆が共有する価値観、今行動しなくてはいけない緊急性を訴えることで、聴衆に行動を起こすよう促すフレームワークを学ぶことができたのが、この授業を取った大きな収穫でした。このStory of Self, Us, Nowのフレームワークを日本の社会・組織でそのまま活用できるかは分かりませんが、一つの型として自分の中に持っておきたいと思います。副次的な収穫としては、ケネディスクールと教育大学院(Education School)に新しい友達ができたことが挙げられます。授業では、自分の過去の辛かった経験などをかなり深いレベルで共有することになるので、人間関係が密になるからです。

 以前の記事でも紹介した東アジアの安全保障の授業は、今学期取っている授業の中では最も満足度が高い授業です。まず、クラスのサイズが22人に対して、教授が2人つき、学生の学習ゴールに向けてしっかりとコミットしてくれていることが理由として挙げられます。クラスの唯一の日本人として、授業中に発言を求められることも多いので、日本の北朝鮮政策に対する立場や、TPPに対する立場もきちんと勉強してから授業に臨んでいます。これまで、2回シミュレーションがありました。一つは、北朝鮮を六か国協議に復帰させるための、アメリカと北朝鮮の大使級の対話という設定でした。もう一つは、2018年に、中国がTPPに加入するかどうかに関する中国とアメリカの外交当局同士の対話という設定でした。一つ目はアメリカの立場、二つ目は中国の立場に立ってシミュレーションをしました。5人のグループで交渉の戦術を立てるときや、実際に交渉相手と面して交渉をする練習は、実戦さながらで、オーラルのコミュニケーションスキルを鍛えるための良い訓練になったと思っています。
Related Entries
Use trackback on this entry.
http://wearewhatwechoose.blog.fc2.com/tb.php/126-8043eb9d

Trackbacks

Comments

[C73] Only the administrator may view.

Only the administrator may read this comment.
  • 2015-12-21 21:54
  • Edit

Post a comment

Post a comment
Only the blog author may view the comment.

Appendix

プロフィール

tak

Author:tak
2014年8月より、ハーバード大学ケネディスクール(Harvard Kennedy School, HKS)に2年間留学しています。

HKSでは、エネルギー・環境政策や経済政策、交渉術、リーダーシップなどを学ぶ予定です。このブログでは、HKSでは何をどう教えているか、世界の政治経済分野のリーダーの考え方・習慣、英語学習の秘訣、その他日々の学び・感動を書き記したいと思います。

なお、このブログに書かれたことはすべて個人的見解によるものです。

最新トラックバック

ページビュー数

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR