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留学してからの成長スピードについて

 留学を開始してから一年3か月ほどが経ち、自分の成長スピードがかなり遅くなっているなという危機感を持ち始めています。昨年来たばかりのころは、初めての留学で、学生が積極的に貢献しなければならないアメリカの大学院の授業スタイルに圧倒され、英語で文章を書くことにも慣れておらず、授業の予習や課題に人一倍時間がかかってしまっていました。それでも何とか必死に毎日ついていこうと努力したり、授業で発言をしようと四苦八苦している中で、日々成長している実感は持てていました。春学期のリーダーシップ(Exercising Leadership)や、民主主義の理論(Democracy Theory)の授業を受ける中でも、発言が以前よりも積極的にできるようになったり、グループワークなどで議論に貢献できるようになってくることを通じて、自分の成長を実感できていました。この成長を止めないためにも、今学期は、メガン・オサリバン教授のGeopolitics of Energyの授業のコース・アシスタントの仕事にチャレンジしてみました。オサリバン教授やもう一人のコース・アシスタントの英語のコミュニケーションの速さに圧倒されたり、授業中にゲームを説明する必要があるたびに緊張したりして、自分に仕事を全うできるか不安が募っていました。でも、今ではだいぶ慣れてきて、自分からオサリバン教授にこういう視点が欠けているのではないかと働きかけたり、クラスメイトの課題の採点も何度も行ったり、全員の前での課題説明などのプレゼンもこなせるようになってきました。授業を取っている学生からも、感謝の言葉をかけてもらうこともあり、アメリカ人中心のチームの中でも、自分の強み(全体を見て抜けている点を指摘する、丁寧に対応する、分かりやすくゆっくりプレゼンするなど)を活かしつつ貢献をすることができるのだと、自信にもつながりました

 このように、学期ごとに、もがきながらも少しずつ自分の成長を実感できていたのですが、ここ最近は、その成長が頭打ちになっている感覚があります。特に、自分の知的レベルにチャレンジしている感覚が薄れてきてしまっています。授業では、これだけ予習して臨めば乗り切れるだろう、これだけの質のペーパーを書けばある程度の成績は取れるだろう、とい感覚が分かってきて、手を抜くことを覚えてしまったと思います。また、初めのうちは苦戦していたパーティなどでの社交についても、様々な授業を取る中で友人も増え、パーティに行けばそれなりに楽しめる自分を発見しています。つまり、ハーバードに来た当初は、授業にしてもパーティにしても慣れないことが多く辛かったのですが、今はコンフォート・ゾーンに入ってしまったのだと思います。

 というわけで、最後の学期に向けては、何とか自分をコンフォート・ゾーンの外に出して、6月の日本での職場復帰に向けて、もう一皮むける経験をしたいなと思っています。それは、誰か特定の教授の下で研究を仕上げるということかもしれないし、今まで取り組んだことのないようなアウェイの授業を取って自分を追い込むということかもしれません。特に、ケネディスクールに来てからこれまで、様々な新しい考え方を身に付けたり、物事を見るレンズの幅が広がったという感覚はあるのですが、自分の知的レベルが(縦方向に)深まったという感覚があまりないので、自分の知的レベルをチャレンジする、深堀するような授業や研究を行いたいと思っています。
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tak

Author:tak
2014年8月より、ハーバード大学ケネディスクール(Harvard Kennedy School, HKS)に2年間留学しています。

HKSでは、エネルギー・環境政策や経済政策、交渉術、リーダーシップなどを学ぶ予定です。このブログでは、HKSでは何をどう教えているか、世界の政治経済分野のリーダーの考え方・習慣、英語学習の秘訣、その他日々の学び・感動を書き記したいと思います。

なお、このブログに書かれたことはすべて個人的見解によるものです。

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