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受験期③(TOEFL)

英語学習で日本人が最も苦労する、かつ、アドミッションにおいて最も重要な要素の一つであるTOEFLについて、僕がどのように勉強したかを紹介したいと思います。

1 TOEFLの受験歴
僕自身の英語力は、大学院時代に一度ピークを迎え、卒業前に受けたTOEFLで102点を取ったことがありました。TOEICでも975点を取ったのがこの時期でした。大学の英語関連の授業を積極的に取っていたのに加え、アゴス・ジャパン(TOEFLの予備校)の特別講座を受講し、各セクションの解法のエッセンスを学びました。その後、社会人になってから何度か受けましたが、社会人1年目に受けたTOEFLでは一気に80点近くまで下がり、その後も80点台を連続して取っていました。危機意識を持って勉強し直したところ、出願年の一年前(2012年)に90点台まで持ち直し、出願年(2013年)の1月に103点(R28 L26 S22 W27)という大学院時代に一番英語ができた時期と同じくらいの点数まで取り戻すことができました。

TOEFL-ibtは100点前後から点数が中々上がらなくなると言いますが、僕自身もその例に漏れず、103点を取ってから、全く点数が上がらなくなりました。TOEFLで100点前後のレベルまで到達した後は、小手先の技術(WritingやSpeakingのテンプレートの暗記等)ではなく、良質な英語を大量に読む・聞くという訓練を地道にやっていくしかないと考え、地道に以下の方法によって「英語の量と質」を確保した結果、出願年の5月に108点 出願年の9月に110点(R29 L28 S24 W29)を取ることができました。

また、実際にTOEFLを何度も受けて、問題の形式や試験の独特の雰囲気に慣れるようにしました。出願する年の一年ほど前から、合計15回くらいは受けたと思います。

2 僕のとった勉強法
以下が、僕が取った勉強法です。あまり革新的ではなく、地味なものですが、働きながらいかに英語の「質と量」を保つトレーニングを積むかという観点から、自分なりに考えた方法です。

(1)語彙の強化

TOEFLテスト基本ボキャブラリー2000語TOEFLテスト基本ボキャブラリー2000語
(2009/03)
仲本 浩喜

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大学受験の頃、僕が一番飽きずに勉強ができ、かつ効果的だったと思う英単語集は「速読英単語」というZ会から出ている単語集でした。これは、文脈の中で単語を覚えるとうコンセプトの下作られた単語集で、歴史から心理学、科学に至るまであらゆるトピックの背景知識を得ながら語彙も増やすことができるという一石二鳥のアイテムでした。社会人になってからもそういう単語集はないかなと探していたところ、出会ったのがこの本でした。

この本の利点は、読み上げCDを別途買うことで、リスニング(多聴)のトレーニングにもなることです。CDでは、実際のTOEFLの試験と同じか少し早いくらいのペースで英文が読み上げられます。僕は一時期、毎朝職場に早めに行って、英文をひたすらディクテーションすることを続けました。

この本を終えてしまった人は、僕自身はそこまでたどり着けませんでしたが、続編である「続 基本ボキャブラリー2000語」も出版されているので、それにチャレンジするのも効果的だと思います。


TOEFLテスト英単語3800 (TOEFL iBT大戦略シリーズ)TOEFLテスト英単語3800 (TOEFL iBT大戦略シリーズ)
(2006/05/20)
神部 孝

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TOEFL独特の学術的で難解な単語を覚えるため、「基本ボキャブラリー2000語」と併用して使いました。

(2)多読

Les Miserables (Oxford Bookworms Library. Human Interest, Stage 1)Les Miserables (Oxford Bookworms Library. Human Interest, Stage 1)
(2012/11/01)
Jennifer Bassett

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英文快読術 (岩波現代文庫)英文快読術 (岩波現代文庫)
(2003/03/14)
行方 昭夫

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英語学者である行方昭夫の著作(英文快読術)では、英語上達のために日本人に一番足りないのは、意味のわかる文章を大量に読むという経験、いわゆる「多読」の訓練だということが書かれていました。この訓練によって、英語を直感的に(英語を日本語にいちいち直してから理解するのではなく)読み下すことができるとのことです。そのため、例えばOxford出版社から出ているようなRetold版(本来は難しい英語著作を、簡単な英語表現に書き直したもの)を買って、レ・ミゼラブルやシャーロックホームズ、ジョンFケネディの伝記など、自分の興味のある分野の本を読むようにしていました。

(3)英語の勉強会への参加
個人的なつながりで、同世代の仲間たちと英雑誌のEconomistを輪読する勉強会を開催していました。僕は毎週は行けませんでしたが、毎週日曜日に、Economistのトップ記事と、各参加者が選んできたトピックについて、英語でディスカッションをしました。政治経済や科学に関する英文を多量に読むことができた上に、英語を実際に話す訓練にもなり、非常にためになりました。

(4)その他やったこと
スピーキングだけは20点前後をさまよって中々上がらなかったので、Donald Miller先生というTOEFLのスピーキングに特化した先生の塾に、期間限定で通いました。いくつか自分の得意とする型を作って、問題に合わせてその型をカスタマイズしていくという訓練を積むことができます。発音に関するアドバイスも受けることができ、非常に有益でした。結果として、スピーキングで23点を安定的にとれるようになり、回によって24~26点も取れるようになりました。

また、WEB TOEFLというウェブ上でTOEFLの各セクションの解法を解説しているサービスのうち、リスニング講座を受講しました。結局、時間切れで最後まで受講しきれませんでしたが、シャドウイングやリピーティングなどのリスニング力強化の方法を分かりやすく学ぶことができたので、有効だったと思います。ちなみに、値段はアゴスジャパンの塾などに通うよりも、だいぶ安かったと記憶しています。
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[C75]

毎回楽しみに読ませていただいております.
GREのことも書いていただけると嬉しいです!
  • 2016-01-27 16:46
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  • 2017-04-26 04:42
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I am sure this paragraph has touched all the internet viewers, its really really good article on building up new blog.

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プロフィール

tak

Author:tak
2014年8月より、ハーバード大学ケネディスクール(Harvard Kennedy School, HKS)に2年間留学しています。

HKSでは、エネルギー・環境政策や経済政策、交渉術、リーダーシップなどを学ぶ予定です。このブログでは、HKSでは何をどう教えているか、世界の政治経済分野のリーダーの考え方・習慣、英語学習の秘訣、その他日々の学び・感動を書き記したいと思います。

なお、このブログに書かれたことはすべて個人的見解によるものです。

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