Entries

2014年の振り返りと2015年の目標

● 2014年の振り返り
 2014年を振り返ると、1月~3月までは、前の職場で海外出張が立て続けにあり、精神的にも肉体的にも忙しく過ごしていました。3月中旬には、出願していた大学院の結果が出揃い、そうした仕事の忙しさも吹き飛び、色々な方たちにも相談して悩んだ末に、ケネディスクールに行くことに決めました(過去の記事)。それから8月の出発までは、残った仕事や後任への引継ぎをしつつ、家族のことなど出発までに対応しなくてはいけないことに対応して、8月からは長年の夢だった海外留学を、ケネディスクールという場で実現することができました。それからは、幼少期の頃に戻ったように毎日の時間の進み方を遅く感じたような気がしますし、でも今になって振り返ってみるとあっという間だったような気もします。今は、仕事を一旦中断して自分のやりたい勉強を毎日思う存分できている環境に感謝したいですし、それを支えてくれた家族や、推薦状を書いてくださった方たち、相談に乗ってくださった先輩方や友人に、改めて感謝したい気持ちでいっぱいです。

● リーダーは自然体
 年末年始に読んでいた本の中で、何気なくKindleで購入した本のうち、リーダーシップ論で有名な金井壽宏さんと、リーバイスとナイキでアジア太平洋地域の人事部門長を務めた増田弥生さんの、「リーダーは自然体~無理せず、飾らず、ありのまま~」という本が非常に面白かったです。本のタイトルからは想像がつきにくいですが、この本は、日本人がどのように世界の中でリーダーシップを発揮していくかを考えるうえで、多くのヒントが詰まっていました。今留学している人たちには、是非お勧めの本です。
 この本の中に、慣れないアメリカ生活で日々悪戦苦闘している自分にとって、特に心に響くフレーズがありました。それは、増田さんの「日本人が日本人であることに誇りと自信をもって、100%自分自身であることで、世界に貢献する」というフレーズです。増田さんがこのように考えるようになったきっかけについての文章を、以下に引用します。

私はリーバイスにいたときから、日本人の日本人らしさが、欧米人を中心とした組織の中では付加価値になるのではないかと薄々感じていました。日本人らしさとは、奥ゆかしさ、思いやりの深さ、謙虚さ、柔軟性、よくもわるくも空気を読んでしまいがちなこと、そしてしばしば悪い所だと言われる曖昧さ、物事の白黒をはっきりさせずに何でも受け入れてしまうことなども含まれます。そういったものを私たちが日本人の付加価値なのだと自覚して発信すれば、世界のバランスはよくなる、もっと言うと、日本人が自分たちの付加価値を発信しないことで、世界は損をしている、そんな考えをもつようになっていました。


 僕自身、昨年8月からケネディスクールに留学し、色々な国籍の人たちと接する中で、日本人として日本で育ってきた自分は、他の国籍の人たち、特に欧米出身の人たちと、物事の考え方や人との接し方などにおいて、かなり異質であると思うようになりました。どちらが良い悪いと一概に言うことはできないと思いますが、例えば、欧米人が優れているなと思うのは、フレンドリーですぐに人と友達になること、人前で堂々と自分の意見を主張できることなどがあると思います。逆に、日本人が自信を持っていい部分は、増田さんが指摘しているような思いやりの深さや謙虚さなどの他にも、きちんと時間を守る、一度した約束は必ず守るといったことがあると思います。実際、ケネディスクールのグループワークなどでも、グループのメンバーはみんな調子よく「それは私がやるよ」と言う割には、期日まであまりやってこないことが多かったりするので、その中で僕がきちんと宿題を時間通りにやってくるだけで、すごく感謝されることもありました。
 僕は世界の高いレベルで「個」として戦えるようになりたいという目標を元々持っていたので(過去の記事)、すぐに人と溶け込める欧米人や、ガンガン自己主張をするインド人などを見て、自分も日本人らしさを捨てて、そのように変わっていかなければならないと、どこか気張っていた面がありました。ただ、増田さんの本を読んで、無理に他国の人たちに合わせることなく、日本人として生まれ育った自分の特性をそのまま生かして、その上で世界に貢献するという方法があるということに気づくことができました。

● 2015年の目標
 2015年は、増田さんの「日本人が日本人であることに誇りと自信をもって、100%自分自身であることで、世界に貢献する」という言葉を胸に、ケネディスクールでの日々を過ごしていきたいと思います。より具体的には、ケネディスクールのグループワークや課外活動、インターンなどを通じて、色々な国籍の人のいる環境で自分の価値を出していきたいと思っています。昨年は、慣れないアメリカ生活を始めたばかりということもあり、居心地のよい日本人コミュニティの中で時間を過ごすことが多かったです。実際、多くの日本人の友人ができて、自宅に食事に招いてもらったり、自分と違う分野で活躍する彼らから多くの刺激を得ることもあり、他では得難い貴重な経験をさせてもらったのですが、今年は少しだけその割合を減らして、もう少し多国籍の人たちのコミュニティに飛び込んでいきたいと思っています。一つやりたいと思っているのは、夏休みが5月下旬~8月末まであるので、その3か月強の期間を活用して、多国籍の人たちのいる職場で働くということです。具体的には、自分の関心のある国際機関や、様々な国籍の人がいる民間企業でインターンができたらいいなと思っています。


リーダーは自然体~無理せず、飾らず、ありのまま~ (光文社新書)リーダーは自然体~無理せず、飾らず、ありのまま~ (光文社新書)
(2013/12/13)
増田 弥生、金井 壽宏 他

商品詳細を見る
Related Entries
Use trackback on this entry.
http://wearewhatwechoose.blog.fc2.com/tb.php/74-76696037

Trackbacks

Comments

Post a comment

Post a comment
Only the blog author may view the comment.

Appendix

プロフィール

tak

Author:tak
2014年8月より、ハーバード大学ケネディスクール(Harvard Kennedy School, HKS)に2年間留学しています。

HKSでは、エネルギー・環境政策や経済政策、交渉術、リーダーシップなどを学ぶ予定です。このブログでは、HKSでは何をどう教えているか、世界の政治経済分野のリーダーの考え方・習慣、英語学習の秘訣、その他日々の学び・感動を書き記したいと思います。

なお、このブログに書かれたことはすべて個人的見解によるものです。

最新トラックバック

ページビュー数

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR