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秋学期の成績など

 ボストンは、ここ2、3日外の気温が急激に寒くなってきて、10分ほど外を手袋なしで歩いただけで、指が凍ってしばらくの間うまく動かないほどになっています。これだけ寒いと、授業に行く時を除き外出する気が失せてしまい、家でおとなしくしています。

1 秋学期の成績
 ケネディスクールの学生専用サイトを見ていたところ、秋学期の成績が出揃っていました。ケネディスクールはプロフェッショナルを対象とした大学院なので、将来的に博士過程への進学を考えている人などを除けば、多くの学生は成績に対してそんなに神経質にはなっていません。僕自身も、良い成績を取ったからといって、将来に直接役立つわけではないのですが、どの授業も、大量のリーディングや課題をこなし、相当な時間を捧げてきた授業なので、最終的に自分がクラスの中でどのあたりに位置していたのかは、やはり気になります。僕の最初の学期の成績は、以下のとおりでした。

 BGP100: アメリカの官民関係 →B+
 IGA410: エネルギー政策 →A-
 ITF110: 貿易の政治経済学 →B+
 MLD224A: 交渉の行動科学 →A-
 MLD352M: リーダーシップシステム →A- (0.5単位)

 ケネディスクールでは、成績の配分について学長が基準を示しています。この基準をきちんと順守することを明言しているPersuasion(説得術)という授業のシラバスを見てみると、以下の配分になっています。

 A:10% →上位10%
 A-:20% →上から3分の1くらい
 B+:35% →真ん中
 B:25% →下から3分の1くらい
 B-以下:10% →下から10%

 これに基づけば、僕の成績は、上から3分の1くらいの科目が3つ、真ん中くらいの科目が2つという結果でした。最も時間をかけて自信もあった「貿易政策」がB+という平均的な成績で、授業で教わることと全く違う課題が出されると言って不平不満を言っていた「エネルギー政策」がA-と思っていたより良かったり、予想とは違う結果になりました。よくよく考えてみると、僕は日本では工学部出身ということもあって、エネルギーに関するやや複雑な計算問題がたくさん出題された「エネルギー政策」では、他の学生と比べて相対的に良い成績が取れたのかもしれません。他方、計算問題は全く出ず、記述式の試験により成績の決まる「アメリカの官民関係」と「貿易政策」では、英語のライティングの地力の差が出て、海外の学生よりも良い成績を取るのが難しかったのかもしれません。
 成績はあまり関係ないと言いながらも、来学期の目標を立てるとすれば、何か一つの科目だけでも、上位10%のAを取ってみたいなと思います。アメリカ人や世界中から集まる留学生がひしめく中で、上位10%に入るというのは、きっと大きな自信につながるはずなので、挑戦してみたいと思います。

2 春学期の授業
 最近は、Arts of Communicationsの授業で課されるスピーチの準備に追われながらも、春学期にどの授業をとるかを毎日考えています。秋学期は、ショッピングデーを通じて、教授との相性を確かめたり、シラバスからは伝わらない教授の熱意や人柄を直接確認することができました。実際に、ショッピングデーの感触を踏まえて、元々取りたいと思っていた授業をいくつも変更したりしました。ただ、今回の春学期は、ショッピングデーとUAEトリップがぶつかってしまったため、過去のケネディスクール卒業生の評判や、シラバスに書かれている内容を元に、えいやで授業を決めなければなりません。
 以前の記事にも書いたとおり、科目名よりも教授に着目して、また、自分に新たな物の考え方や視点を与えてくれるという観点から授業を選択しようと思っています。今悩んでいるのは、ケネディスクールで有名な適応型リーダーシップの授業を取るかどうかです。この授業は、クラスメイトの前で過去の自分のリーダーシップの失敗例をさらけ出し、それに対し色々とフィードバックをもらったり、心理学や生物学、音楽など様々な学問の知見を借りながらリーダーシップのあり方を考えるという授業で、ケネディスクールに来たからには取ってみたいと思っていました。他方、過去の卒業生の人たちの中には、授業に積極的に貢献するには、相当な英語力が求められるので、2年プログラムの人は2年目に取った方がいいという意見を言っている人もいます。僕自身、秋学期に取った「交渉の行動科学」では、自分の心の動きや感情の変化などの微妙なニュアンスについて英語で表現しなくてはいけなかったので、中々自分の意見がうまく言えず、もどかしい時が多くありました。一方で、この授業が一番自分の英語力が鍛えられたという実感もあるので、思い切って今学期に適応型リーダーシップの授業を取るのもありかなとも思っています。
 また、通常は一学期に4~5の科目を受講するのですが、取りたいと思える授業が山ほどあって、4~5に絞るのが大変というのが正直なところです。今学期は、エネルギーの地政学、アメリカの経済政策、民主主義論、石油と鉱物資源の政治経済学、途上国インフラのマネジメント・ファイナンス・規制、政府の内部:政策を作る、食糧政策とアグリビジネス、政策決定者のためのライティングなど、面白そうな授業が目白押しです。卒業までの一年半にどの授業を取るかということまで見据えて、もう少し、あれこれと悩んでみたいと思います。
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tak

Author:tak
2014年8月より、ハーバード大学ケネディスクール(Harvard Kennedy School, HKS)に2年間留学しています。

HKSでは、エネルギー・環境政策や経済政策、交渉術、リーダーシップなどを学ぶ予定です。このブログでは、HKSでは何をどう教えているか、世界の政治経済分野のリーダーの考え方・習慣、英語学習の秘訣、その他日々の学び・感動を書き記したいと思います。

なお、このブログに書かれたことはすべて個人的見解によるものです。

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